三男日記

愛知県蒲郡市出身、今東京におります三男です。日常や社会について思ったことを書いていこうと思います。基本、空論・評論です。自分の勉強も兼ねてやってます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年に印象に残った本

2021年に読んだ本を記録する(あんまり何を読んだか覚えていないんですが、、、)ついでに、 印象に残った本を3つ見てみたいと思います。 ・正欲(朝井リョウ) ・起業の天才!江副浩正(大西康之) ・坂の上の雲(司馬遼太郎) の3冊です。 【正欲】 www.am…

2021年に見た映画と特に印象深かったもの

今年見た映画を記録するついでに、自分なりにどれが良かったのか、10個よかったものをピックアップしてみました。(来年もできるかな・・・) 個人的に一番余韻が残っているのは、最近見たっていうのもあるけど、虎狼の血かなあ・・・色んな意味でインパクト…

10月論壇時評④「コロナ禍と眞子さまを巡って表面化した日本社会のゆがみ」

コロナ禍は、そうした”マイノリティ”へのバッシングを空気を読みながら行う日本人の良くないところが散見されたように思う。 社会学者の宮台真司氏は、ある種空気を見ながら判断していく日本社会について、“近代日本社会が持つ劣化“が顕在化したと述べる。 …

10月論壇時評③「"マイノリティ"との向き合い方」

どうやら、世の中の風向きがなんとなく変わってきているように思う。 成長や頑張ること一辺倒ではなく、そうではない生き方もあるよね、と少しずつ浸透しつつある。 山内三咲さんは、 ところが「努力したくない人」という存在は、成功者の存在意義を覆す存在…

10月論壇時評②「自民党の権力への執着」

さて、衆院選挙だ。 自民党が圧勝した。 佐藤信東京大学教授は、今回の選挙は、本来であれば安倍菅政治の評価を下すものであるべきところ、岸田首相に党首を入れ替えたことで、純粋な業績評価がしづらくし、責任の所在を曖昧にするという自民党の“不真面目さ…

10月論壇時評①「矢野次官の論文をめぐって」

遂に今年も11月に突入した。 10月は冒頭から、矢野康治・財務事務次官の論文「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」(『文藝春秋』11月号)で大騒ぎされていた。 内容を簡単にまとめると、日本の財政は火の車であり、このままバラマキ政…

9月論壇時評その④「リスクの社会化」

構造改革とアフガン情勢。 この両者の根本に横たわる課題は、“平等”ということではないかと思う。 コロナ禍で露呈したのは、日本における格差社会の現実だった。 コロナ禍で生活水準が低下した人の割合は4人に1人であり、低下した人の割合は年収が低い層の方…

9月論壇時評その③「アメリカ帝国の終わり。」

(④まであります) 日本が総裁選挙で大騒ぎしている間も、世界はどんどん前に進もうとしている。 9月の半ばには、オーストラリアが米英との新しい“同盟”といえる「AUKUS」を発表した。根幹にあるのは、原子力潜水艦の技術をオーストラリアに供与するということ…

9月論壇時評その②「覚悟のいる構造改革。」

(④まであります。) ①でまとめたように、9月の最終週は、政治家の“覚悟”が試された1週間だった。 ただ、覚悟と言えば、覚悟をもって取り組まないといけないのが「構造改革」ではないか?というのは、総裁選挙で各候補が述べていた通りだと思う。 日銀は、2013…

9月論壇時評その①「政治の覚悟。」

(④まであります。) 今週、日本の針路が変わる節目の自民党総裁選挙が行われ、菅総裁から、岸田新総裁へとバトンタッチがなされた。 自民党総裁選 岸田文雄氏を選出 第100代総理大臣就任へ | NHK政治マガジン 河野、岸田、高市、野田という4人の候補が政策を…

8月論壇時評その②「リーダーに必要なこと。」

「失敗を認める」ことは、誰にとっても、またどの時代のリーダーにとっても難しいことなのかもしれない。 朝日新聞の日曜に想うは、日本が先の大戦で敗北した際、「敗戦」という言葉を使うのか「終戦」という言葉を使うのかで、大きく議論が分かれた話を今に…

8月論壇時評その①「東京五輪のレガシーとは。」

朝日新聞には毎月「論壇時評」という連載があります。論壇委員が評論をピックして、時代を評価する月一のものなんですが、それが面白いんです。そのため、僕自身、それをまねして、ここ最近読んだもので、同様のことをやってみるという壮大な挑戦をやってみ…

人口減の日本

2020年に生まれた子供の数は84万人と、過去最少らしいです。 出生数、過去最少の84万人 婚姻が急減して戦後最少に:朝日新聞デジタル 朝日新聞の記事によれば、政府の推計よりも3年早く84万人台に入ったとのことです。 出生数絡みでは、中国も人口減少に歯止…

本屋という出会いの交差点

緊急事態宣言で、多くのお店が閉まっていますが、僕の家の最寄駅にある本屋もその一つです。 なんか、時々無性に本屋に行きたくなるんですよね。 本自体はネットでも買えるんですけど、 本屋で、自分が興味のないはずだった新しい本を見つけたり、雑誌の特集…

麺の硬さを選びたい。

ラーメン屋で注文したときのことです。 最近必ず聞かれるのが、「麺の硬さはどうしますか?」というやつ。 僕が小さい頃はそんなこと聞かれることなかった記憶があるんですが、今や街のラーメン屋あらゆる店で、聞かれます。麺の硬さ。 その時、僕は毎回困る…

「ミスなき社会」は正義か?

コロナ禍によるダメージで経済的に大変な方に向けた公的な支援がたくさんあります。 1人一律10万円配られたものもそうですし、休業補償金や、雇用調整助成金などなど、、、 ですが、なかなか支給が進んでいない現状をよく聞きます。 「時短要請に応じたのに…

リスクを取ること自体評価されるべき。

「ゼロリスク」と言いながら、実は「ハイリスク社会」な日本の不思議(山口 真由) | FRaUhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/83472?imp=0 この視点は、その通りだと思いました。 日本は、ゼロリスクを歌ってるにも関わらず、リスクを取った人を過度にバ…

人事から戦争を読み解く。

日本が中国との戦争にはまり込んだ1930年代。 どうして戦争に入り込んだのかについては、数々の研究が明らかにしています。 統帥権の問題で政府が軍部に口を出せなかったこと? 関東軍が暴走したこと? 報道機関が煽ったこと? また経済恐慌で日本が外部に敵…

映画「杉原千畝」

先日、映画「杉原千畝」を見ました。 杉原千畝 スギハラチウネ 唐沢寿明 Amazon 第二次大戦中の日本の外交官(駐リトアニア領事代理)、杉原千畝の話です。ナチスドイツに迫害されていたユダヤ人が国外に脱出するためのビザを発給したことで有名な杉原千畝です…

リモートワークを疑う。

コロナ禍を通じて、リモートワークが当たり前のものとなりました。 とりわけ、1回目の緊急事態宣言の際に、急速にリモート化の動きが進みました。 リモートワークを導入していること、出社率を抑えることは、その企業が過去に囚われず新しい日常に適応してい…

ルールは破るために、守る。

今日は会社の上司から言われた一言が印象的だったので、その話です。 とある社内のルールがありました。 そのルールに対して、僕は守らないといけないからどう振舞えば良いか?と相談する立場だったのですが、上司にそんな僕の態度を叱られました。 僕として…

高橋洋一内閣官房参与辞任に思う。

内閣官房参与の高橋洋一氏が参与の職を辞任されました。 原因は日本のコロナウイルス感染拡大の現状を「さざ波」「屁みたいなもの」と表現したことを批判されたようです。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210524/k10013048831000.html 公人だから、感染…

巨大な総務省

昨日のニュースでは、しれーっと幕引きが図られていましたが、、、 総務省接待問題です。 https://www.asahi.com/sp/articles/ASP5S5VQHP5RULFA00C.html 調査の結果、東北新社とは、合計54件の会食があったことが認定されました。 ただ、この件が氷山の一角…

飲み会とテレワーク。

なんか、今のコロナ禍の世の中は、みんながきれいごとを、わかってて敢えて言ってるような感じがして、さぶいです。 例えば飲み会。 一応、緊急事態宣言下で酒類の提供はストップ。ということは、外に飲み歩くな、ということだと思います。 でも、結局そんな…

オリンピック、やりましょうよ。

朝日新聞の4月の「オリンピックを開催すべきか?」という世論調査によれば、中止が35%、延期が34%、今夏に開催が28%だそうです。 https://www.asahi.com/sp/articles/ASP4D6GW7P4DUZPS004.html マスコミのニュース的には、「今年のオリンピックは中止すべき…

首長のワクチン接種はアリか?

三男日記が休業している間に、ワクチンをめぐって、色々揉めています。 首長がワクチンを優先接種したことが、問題になっています。 https://www.jiji.com/sp/article?k=2021051401209&g=soc https://www.tokyo-np.co.jp/article/104287 めちゃくちゃ叩かれ…