三男日記

愛知県蒲郡市出身、今東京におります三男です。日常や社会について思ったことを書いていこうと思います。基本、空論・評論です。自分の勉強も兼ねてやってます。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

10月論壇時評④「コロナ禍と眞子さまを巡って表面化した日本社会のゆがみ」

コロナ禍は、そうした”マイノリティ”へのバッシングを空気を読みながら行う日本人の良くないところが散見されたように思う。 社会学者の宮台真司氏は、ある種空気を見ながら判断していく日本社会について、“近代日本社会が持つ劣化“が顕在化したと述べる。 …

10月論壇時評③「"マイノリティ"との向き合い方」

どうやら、世の中の風向きがなんとなく変わってきているように思う。 成長や頑張ること一辺倒ではなく、そうではない生き方もあるよね、と少しずつ浸透しつつある。 山内三咲さんは、 ところが「努力したくない人」という存在は、成功者の存在意義を覆す存在…

10月論壇時評②「自民党の権力への執着」

さて、衆院選挙だ。 自民党が圧勝した。 佐藤信東京大学教授は、今回の選挙は、本来であれば安倍菅政治の評価を下すものであるべきところ、岸田首相に党首を入れ替えたことで、純粋な業績評価がしづらくし、責任の所在を曖昧にするという自民党の“不真面目さ…

10月論壇時評①「矢野次官の論文をめぐって」

遂に今年も11月に突入した。 10月は冒頭から、矢野康治・財務事務次官の論文「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」(『文藝春秋』11月号)で大騒ぎされていた。 内容を簡単にまとめると、日本の財政は火の車であり、このままバラマキ政…