三男日記が休業している間に、ワクチンをめぐって、色々揉めています。
首長がワクチンを優先接種したことが、問題になっています。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021051401209&g=soc
https://www.tokyo-np.co.jp/article/104287
めちゃくちゃ叩かれてる。(とされている)
いや、でもこれおかしくないですか?誰が反対するんですか?笑
僕は首長が打って何が問題なのか、という姿勢です。
以下、反対派の理論に沿って、考えてみます!
反対派の理論①
「なぜ首長が優先されるのか?」
まあ、多くの場合、優先というよりも、キャンセルワクチンを打っただけですからね、、、
スギ薬局の事案とはまた異なりますし、、、
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2105/14/news138.html
(スギ薬局の事案が悪なのかというのはまた議論ですけど!)
余ったワクチンを、いちいち優先順位に沿って案内してたら、有効期限きちゃいますよ、、、
高齢者は既に日程を予約してるんだし、いちいち早く打ってくださいと募集して、仮に集まったとしてもその人のまた予約を変えたり、その予約を埋めるために別の人を集めないといけなくなります。それもまた職員の方の作業が発生する。
よりも、その場の判断ですぐ打てる人に打った方がマシでしょう。誰であれ。
反対派の理論②
「誰かが打たないといけなかったのはわかった。でも、首長は優先接種の順番に入ってないはずだ」
https://www.mhlw.go.jp/content/000756892.pdf
確かに、厚労省が定めたワクチン接種の優先順位の考え方によると、
医療従事者、
65歳以上の高齢者、
基礎疾患を持っている方または高齢者施設で働く方、
そしてその他、
というように定められています。
(そもそもこの「考え方」にどれほどの有効性がるのかは議論が必要なくらいのテーマですが、一旦措いておきます)
たとえ、もし余ってこの優先順位に沿って集めてたら、有効期限来てしまいませんか?
それより、すぐ打てる人に打った方が無駄が少なくなります。その中でも優先順位が高いのは、現場で指揮を取る首長や幹部であることは間違い無いと思います。
そう考えると、今度は次の反論が、、、
反対派の理論③
「首長や職員幹部が打つなら、教員や職員など現場で頑張っている職員がいるわけで、その人より優先して打つのか?」
うーんと、でも、キャンセルワクチンを誰でも打てるとして、じゃあすぐ打てる(融通の効く)役所の職員に打つとして、平等に打つべきってことなのかな、、、?
明らかに、幹部が先に打つべきではないでしょうか。
いくら現場が優秀とはいえ、指揮官が倒れたら、話になりません。
とりわけ、首長がコロナウイルスにかかれば、その影響は甚大です。(そういう代替不可能な首長が選ばれていると信じたい)
影響は、単に指揮官がいなくなるというだけではなく、指揮官と密に議論する幹部陣にまで影響が及びます。指揮官が感染してしまうことは、間接的にも影響が大きいと思います。
そういう指揮官層がワクチンを打つことには、そもそも価値がある。誤解を恐れずに極論言えば、高齢者1人の命を救うのか、高齢者5人の命を救うのか、というぐらい、価値がある。
(だって、選挙で選んだ首長が判断した結果誰かの命が犠牲になるよりも、首長の職務代行者で選挙で選んでいない副市長(副町長、副村長)が判断した結果誰かの命が犠牲になるのは、民主政治的な納得度は違いますよね。)
と考えると、職員陣の中でも最高指揮官である首長、またその意思決定を助ける幹部陣は打つ意味があると思います。
そもそも、キャンセルじゃなかったとしても、医療従事者と同等くらい、指揮をとる首長や幹部は打つべきだと思ってますが。
①〜③より
うーん、反対してる人は、なんで反対なんだろう。
ただ、結局首長のキャラにもよる気がしていて、この人なら打ってもいいよ、と思われるくらいの首長にならないと難しいのかなとも思います。
(民主的な正統性って、単に選挙だけじゃなく、世論が多分に影響しているはずですし。)
まあ、というか、そもそも地元では問題になってすらないものを、在京メディアが取り上げてるだけ、な気もしますけど。。。
アメリカは、物量作戦でワクチン接種を進めているようで、日経新聞によれば、ある程度間違いがあっても打つことを優先しているようです。日本はわずかなミス(重複とか)もすぐ批判に。。。
自衛隊の大規模接種の偽予約問題じゃないけど、こんな有事にもかかわらず、わずかなことをあげへつらってたら、戦争には勝てないよなぁ、、、