時々、店のメッセージなどで、こんな言葉があると、ちょっと惹かれてしまいます。
なんか許してあげたくなっちゃう。笑
手ぬきって堂々とかかれると、気になる人は気になるかもしれないけれど、ちょっと入りやすい気がします。笑
全員で組体操してる一体感もいいですよね。
この本は広告会社の内情をフィクションにした小説で、確かこの書店は近くに大手広告会社がある書店で。
こっそりと、というところがミソで、結局みんな欲しくなっちゃうんだなぁ、っていう。笑
声を大にして内情暴露系の本をかってください!とか、今人気です!って言いづらいからこそ、「こっそり」が効いてますよね。笑
こういった、等身大の正直さが、
今、人の心に響くような気がしています。
(正確にはちょっと前から、今はまた別の潮流に変わりつつあるのかも)
自己の遊びの様子を周囲に発信するインスタグラムが日常的に利用される中で、
ちょっと周囲の目を気にしてアピールしたり、お高く見えるように工夫してみたり、虚勢を張ってみたり‥‥‥という気持ちになりがちな時代、
みんながちょっと無理してるような時代に、
等身大で、正直な本音でぶつかってくるのは、かわいく思えてしまいます。
広告やブランドスローガンは、誰しもがかっこいいことしか言わないし、悪いことは言わないよね、そりゃ。と生活者側の目が肥えてきているのに対して、
あえて自ら欠点をさらしてみる、カッコ悪くしてみることも、面白いと思います。
欠点を晒す、
つまり
人(店、企業)は完璧である必要はないんだ、という未完成感が、
無理しちゃいがち、頑張っちゃいがちな人の心に刺さるのかもしれません。
確かに、店側、企業側はもともと、完璧であることを求められすぎていたのかもしれません。
こういうお店があります。
大塚にある日本酒のこだまっていうお店です。
店主はいい人でした。笑
昔でいう、一見さんお断りのお店に近いかと思いますが、
今どんなお店もクオリティに差が出にくくなってきている中で、
こういうメッセージがあると、店主の気持ちが伝わってきて、なんか愛すべき存在に思えてきます。
店主の「好き」に、カッコ良さを覚えます。これくらい、何かを好きになってみたい。
お客様は神さまかよ!っていう番組もありましたが、日本は客に過度に気を遣っていると思います。
コンテキストの国だからかもしれませんけど、なぜか客にはめちゃくちゃへりくだり、客は一種の万能感に浸ることがあります。
本来はサービスの提供側と利用側で、お金を通じて対等な立場であるわけですけど、
なぜか客が偉いかのような風潮があります。
けどそういうのってなんかおかしいよね、っていう気持ちは、うっすらと客側の心の中にもあったんだと思います。
丁寧に扱われすぎじゃね!?!?
っていうまでに言語化はされていないかもしれないけれど、なんか感じる違和感。
だからこそ、さっきの日本酒のお店みたいな、ちょっとSっ気のある店に、ちょっと惹かれてしまうのかもしれません。
僕が単にMっ気があるからでしょうか。笑
にしても、メッセージや情報がありふれているからこそ、
メッセージの送り手の人柄や考え方が伝わってくるものには、なんか惹かれます。
手紙を書く、とかもそうかも。
「正直さ」が価値を持ってくる。
組織でうまく立ち回るだけじゃなくて、
今や個の時代ですし、個の良さがちゃんと伝わることがいいんだろうなと思います。
とはいっても、何だかんだこのブログとかは、ちょっとカッコつけちゃってますね。笑
「三男とは」くらいかなぁ。笑
https://gm-fk20.hatenablog.com/entry/2019/02/14/134115
僕の等身大です。笑