三男日記

愛知県蒲郡市出身、今東京におります三男です。日常や社会について思ったことを書いていこうと思います。基本、空論・評論です。自分の勉強も兼ねてやってます。

その場限りすぎるGo To

Go Toトラベルの適用除外をどこまで入れるのか?が問題になっています。

 

大阪発と札幌発もそれぞれキャンセル扱いになったようです。

 

先日の記事で書いた通り、Go Toはそこまで原因じゃないんじゃなくて、実感として気が緩んでいることが原因じゃないかと考えています。(数値として示せているわけではないですが)

 

京都とか観光地ですが増えてないですし。増えているのは人口が多い都会ばかり。

 

GoToを回すには75歳の年齢制限を掛ければすべて解決する – アゴラ

 

この記事は、今回の第3波の犠牲になっているのは高齢者が多いため、高齢者の行動制限を導入することが移動の自由や経済の観点から最良ではないのか?ということを実証している記事です。

 

実際、全体でGo Toの動きを止める必要はないと考えます。

 

大阪の病棟の重症ベッドの使用率は半分近くまで上がっていましたが、重症者の多くを占める高齢者の部分だけしっかりケアしていく、周りに高齢者がいる人は外出を控える、などの工夫が一番クリティカルなのではないかと考えます。

 

 

ただ、今回のGo Toは、そもそも急ごしらえの施策とはいえ、危機管理がちょっと甘い気がします。数値が上がって第3波が来たらどうするのか?どう制限をかけるのか?のシミュレーションが全くできていませんでした。

 

その場限りの対応を繰り返してる感じ。

 

多分、感染症を抑える側と、経済を回す側の連携がうまくとれていなくて、それぞれがやりたいこと・言いたいことをやって、後手後手になっている。

 

最初の時点でも、事務局立ち上げで混乱していましたし。

 

冬が来て、第3波が来るであろうことは予測できていたわけで、またあたふたしている印象。Go Toの制度設計も、第2波が終わったら次の流行はもうない、というかのような設計で、一気にGo Toキャンペーンの利用を促し、一気に移動や接触を解禁していますが、段階的な予約や分散の設計がもう少しあったらよかったんじゃないかと思います。

 

ホテルや飲食店での対策はしっかり取られているわけで、これ以上の対策は難しいとして感染拡大を許容するのか、感染抑止のために人数制限をいれるか、キャンペーンを中止にするか。

 

例えば、Go Toの利用を総額ごとにタームで分けて、この期間内に利用できる枠が使い切られたら次のターム、といったような形で、一定の人数調整(調整弁の仕組み)もあってもよかったんじゃないかなと。今になってキャンセル料負担がどうのこうの、とかは、税金がもったいなすぎます。

 

Go Toトラベルや、Go Toイートなど、民間事業者の力をうまく利用して面白い政策だなと思っている分、オペレーション面まで回っていなかったのがもったいないなと。

 

また、政権のコミュニケーションとして、Go Toにこだわる本音をもっとさらけだしてもいいんじゃないかと。

 

感染拡大を防止することが一番大事だとはしつつも、経済も大事だ、という姿勢をもっと前面に出したらいいのに、と思います。国民も、そろそろわかってきているはずです。批判ばかりする野党と、批判ばかりするメディアのように、理想論だけでは国は回らなくて、経済も回さないと苦しくなってしまうんだ、という、総理が見ている景色を共有してくれたらいいのにな、と思います。

 

トップが見ている景色と同じ方向を向いてもらう、ってすごい大事な気がするので。

 

つらつら書きました。。。