三男日記

愛知県蒲郡市出身、今東京におります三男です。日常や社会について思ったことを書いていこうと思います。基本、空論・評論です。自分の勉強も兼ねてやってます。

運動会は面白い。

本日小2の姪っ子の小学校の運動会に参加してきました。

 


兄がゴルフ接待だということで、僕が代わりに手伝いとして行くことになりました。

 


行く前は、どうせただの子守だろうな、、、と思っていたのですが、

(東京の兄には子どもが3人いて、運動会なのは長女。あと下に2人、うるさい「男の子」がいます)

正直、想像以上に感動しました。

 

2日酔いでしたが行ってよかったと思いました。

 

 

何より、子供たちの演技の一体感や純粋無垢な精一杯さにちょっと震えました。

 

 

ソーラン節といったベタなものから、

応援まで。

がんばれーーー赤!!とか、がんばれーーー白!!とか。

 

 

あとは、謎に曲のセンスが気になるんですよね。笑

NHK東京オリンピックテーマソングの米津玄師のパプリカや大塚愛さくらんぼとかは、納得の曲ですけど、

TBS日曜劇場の下町ロケット陸王のテーマソングが流れた時は、先生の好み丸出しやろ!笑、と思いました。


そういう系のストレス発散系、大逆転系のドラマが好きな先生なんだろうなと思い、僕も同じタイプなので親近感が湧きました。

 

 

あと気になったのは、カメラです。

以前のブログでも書きましたけど、写真です。

参考:「進化とは、退化であるかもしれない」

https://gm-fk20.hatenablog.com/entry/2019/03/01/121014

 


自分が小学生の頃、デバイスが限られていたこともあるかもしれませんが、

運動会ではそんなにパシャパシャ撮られてなかったような気がします。

どちらかと言うと、その場の応援に全精力が注がれていたように思います。

(うちの親がビデオカメラ持ってなかったからかもしれませんが‥‥‥)

 


しかし、今やカメラ、ビデオカメラ、スマホばかり。

 

なんなら、カメラが主役と言っても過言ではないかも。

 

僕は姪っ子の50メートル走の撮影をしていたのですが、ちゃんと取りこぼさないようにと撮影に集中し過ぎてカメラ越しにしか見れませんでした。応援にまで気も回りませんでした。


どの親も好位置を確保しようとカメラを抱えて必死です。


確かに写真は大事だけど、写真ばかりに気を取られていても、何か楽しめないような気がしました。振り返れはするけれど、その撮影当時の体験、感じた衝撃、感動が薄くなるというか。

 

 


さて、運動会といえば、最近こんな記事を見ました。

(運動会はなんのため?だれのため?」)

https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20190531-00128128/


運動会に意味はあるか、誰のためにあるのか、と言う記事です。

 


ちなみに、この記事によれば運動会を開くことはマストではなく、一応学校が任意にやっている行事らしいです。

また、運動会の起源は海軍の兵学寮にあるそうで、確かに軍隊っぽい調練、体操、運動だなぁと納得しました。

 

 

問いに戻ります。

運動会は誰のための運動会か、と言われたら、

僕は「保護者のための運動会」だと思います。

 

 

自分の子どもが他の友達と一緒に頑張ってるの見ると嬉しいですし(姪ですらその感情を覚えました)、

普段家では見せない一面が見られます

 


本番に向けて技術や思いを整えてきたものを発揮する子どもは、もはや一種の作品と言ってもいいのかもしれません。


運動会とは、学校が親から預かって育てた(準備した)、子どもを使った作品を見せる場だと思いました。

 

スポーツ観戦と近い部分があるかも。

 

 

とは言っても、

全く関係のない競技見てても、

子供たちが白頑張れー!!赤頑張れー!!ってやってるの、純粋に感動しちゃいました。

 

いいなぁ、運動会。

 

 

でも、記事が言ってる通り、

学校が運動会を開くって、「気をつけ!前にならえ!前へ進め。」の行進に象徴される通り、

学校が工場労働者や軍隊のように右向け右、左向け左ができる人間を量産する場所だった名残のような気もしていて、

自由さを求める時代の流れに合ってはいないし、アクティブラーニングでもないし、運動会に貴重な授業時間を取られることも指摘の通りだと思います。

 

 

ただ、地域における学校の役割や学校の果たすべき価値を考えた時、

親と子が一堂に集う中で、子供が親に肉体的な成果を見せるものとしての運動会は、非常に面白いと思いました。

 

 

 

運動会って意外と奥深いと思います。

 


僕が小学生の頃は、学校ごと紅白の半分に別れての騎馬戦(4人くらいで騎馬を組んで、上に乗る人による帽子取りゲームで、相手の大将の帽子を取ったら勝ち)や、

棒倒し(帽子を取って相手を倒しながら、相手陣営の巨大な棒を倒したら勝ち)があって毎年白熱していました。

 


僕は貧弱だったので主役になることはなかったけれど、大将騎馬とか、強い騎馬がたたかってるのを見るのは面白かったし、あの先輩がいるなら赤は大丈夫!とか、客目線ですけどかっこいいなと思っていました。

 


組体操みたいに今の時代にとっては危険なゲームではあるんだけれど、騎馬戦や棒倒しの勝利戦略を子どもが出し合うなど、肉体面だけでなく、知的に戦う準備をもっとすれば、今後の人生の役に立つ教育にもなるのになぁと思ったり。

あと、それやると活躍できるのが体が強い人だけじゃないってこともわかるし。

 

 

戦い系に限らず、リレーとか、クラス単位での競技でもチームとして貪欲に勝ちにいくことを考える練習とか、普通に面白いと思います。

 

(精一杯さを見せる、と言う意味だと勝ちにこだわり過ぎても矛盾するかもしれないけれど、

勝ちにこだわることにこだわれば、それはそれで一体感があって面白いはず。

活躍できない子のためにも全員出れる演技の種目もありますし。)

 

チームメンバーの得意不得意を見極めてチームで勝ちに行く練習をすることは、互いの多様性を認め合うことにもつながるかもしれません。

 

 

今日運動会に行っていろんなことを考えてたら、普通に母校の運動会とか見に行きたくなりました。

 


部外者にはテラス席5000円とかでも、ボックスシート1万円とかでも、アルコールオッケーなら行こうかなぁ。笑

 

運動会でお金を儲けていいのか!という批判があるかもしれませんが、儲けることで、生徒に還元できるわけですし、スポーツビジネスとして、高校スポーツ、大学スポーツの話にも通じます。プロスポーツもそうです。

 

 

運動会って、もっとコンテンツになるのかもしれません。特に体育系の大学とか、高校だと、レベルが高すぎてふつうに面白そう。笑

 

 

もっと地域単位で巻き込んで何かやれないかな、、、と考えたいと思いました。

 

 

運動会は面白かった。

 

そういう話でした。

 

(18日間空いてしまい、申し訳ありませんでした。頑張ります。)