ちょっと前ですが、こんなニュース。
小泉進次郎議員が、福島の海でサーフィン。
これに対して、世の中では、「パフォーマンスだ」「偽善だ」と批判する人が多い印象がある。
ただ、批判する人の中に、実際、福島の食品を手にして、福島に足を運んで、福島のための発信をしている人がどれくらいいるのだろうか。
ほとんどいないのではないか。
どんなにパフォーマンスと言われようと、
どんなに偽善と言われようと、
(それが実際にパフォーマンスであり、実際に偽善であったとしても)
何もやらない人よりは偉いと思うし、何もアクションしない人に、やっている人を批判する権利はないと思う。
復興のボランティアの時も、同じようなことがあった。
俳優の杉良太郎が、「売名ですか?」と聞かれたエピソードが好きだ。
東日本大震災の時のこと。
現地に炊き出しに出かけた杉さんに、「売名ですか?」と聞いてきたリポーターに対して、
「もちろん売名です。でも、ひとつ付け加えていいですか」と応じたうえで、
「私はいままで、これだけのことをやってきました。あなた、私がやってきたこと全部やってから、もういっぺん同じ質問をしてくれますか」
と突き返したそうだ。
(そしたらリポーターは黙ってしまったそう)
そういえば、東日本大震災のときは、孫さんも、100億円以上寄付してたりしていた。
贈与税対策がどうの、とか陰口たたかれていたけれど。。。笑
マキタスポーツは、目立つような行動をした人に対して批判的な目線を浴びせる傾向がみられると分析し、
世の中がバラエティ番組化していくと同時に、マスコミ視点で、他者に対して、ツッコミをする人が本当に増えたと感じています。
と喝破している。
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確かに、
「パフォーマンスだ」「偽善だ」と他人事のように「ツッコミ」をする人が増えたとしても、何も始まらない。
(それを面白くするツッコミならまだしも、正義の目線で批判するツッコミは何も生まない)
一方で、福島の海でサーフィンするのって、めちゃめちゃ「ボケ」で、そうしたボケが一番すごいと思う。
やっぱり、社会から突っ込まれるような「ボケ」(アクション)を取った人が一番偉いし、
そういうボケに対して変に客観視して引いてツッコむんじゃなくて、ボケを率先してみんながやりあえるような、「ボケ賞賛社会」であるべきだよな、と思う。
そしたらもっと日本はいい国になっていきそうだな~。
※過去にこんなことも書いてました。
「リスクを取ること自体評価されるべき。2021.06.01」