(「ダウンタウンが好き!!①」の続きから始まります)
②ホンネとガチ感
ダウンタウンの魅力の2つ目は「ホンネとガチ感」です。
ダウンタウンなうの「ホンネではしご酒」や「ワイドナショー」など、ホンネ・ガチ感が伝わる番組が、やっぱり面白いですし、ハマります。
ただ、最近、ダウンタウンがちょっと偽ってるなあと感じる番組があります。
それは、年末の「笑ってはいけない24時」です。
最近のやつは、個々に面白いネタはあるけれど、概して面白くない。
罰ゲーム時代の笑ってはいけない(温泉旅館、ハイスクール、警察など)では、本気で罰を嫌がり、笑ってたまるかという「我慢」の感じがあって、ネタの面白さに増してそうしたところが面白かったのですが、
最近はなんか、笑うことが仕事になっている気がします。
企画自体も、「こなす」感じになっていて、意外性があまりない。(例:引き出しネタ、田中タイキック、方正の着替え、方正のビンタ・・・)
笑っちゃダメな企画ではなく、「笑ってはいけない」というショーを見せている感じ。
当初は本当に笑ってはいけない、だったのが、「笑ってはいけない」といわば概念化してしまったことで、無理して笑っている気がしています。
大御所が出てきて驚くところを、笑ってあげたり。
そう考えると僕は、今のままの「笑ってはいけない」は、ダウンタウンを消耗している気がします。
ダウンタウンは終わらせたいみたいですが、日本テレビにとっては、DVD販売や視聴率の関係で終わらせられない事情もあるのでしょう。
少しもどかしい気がします。
ですが結局、年末の風物詩として見てしまうのですが・・・。
③子ども時代の再現
ダウンタウンは、何より、2人とも、自分たちが出演するショーを楽しんでいます。
ガキ使の2ショットトークでも、2人とも客や視聴者を笑わせようとしてやっているというよりも、ただただ2人でのトークを楽しんでいるように見えます。
互いに互いを笑わせようとしている感じ。
2ショットトークでは、松本が球を投げ、浜田が返す絶妙なリズムで話がオチていきます。
浜田も浜田で全てに全力で返すのではなく、面白いものは面白く返したり、つまらないものにはそれなりの感じで返すなど、自然なやり取りになっています。
浜田は、今の自分たちがやっていることは、尼崎での子ども時代にやっていることの延長だと言っています。
確かに、舞台での2人は、なんだか無邪気で、楽しそうに見えます。
くだらないことばかり言い合ってます。
何より、2人は小さい頃からの同級生です。
僕は、ダウンタウンのネタで笑う人たちは、ダウンタウンが笑い合う姿に、無意識に「自分」を重ねている気がします。
自分も小さい頃は、同級生と一緒にバカやってたなあ、、、とか。
みんな大人になって、忙しい毎日になって、昔が懐かしいんじゃないでしょうか。
だからこそ、昔の同級生に会うと、昔の純粋な自分に戻れる気がする。
だからこそ、みんな同級生と同窓会して、昔話を語りたがる。あの時さぁと同じ話ばかりする。
ダウンタウンって、それぞれの見ている人にとっての「昔」の象徴な気がします。
無意識に、自分の「昔」を重ね合わせている。
みんなダウンタウンのように、同級生とバカやってお金を貰うってことができないからこそ、ダウンタウンに憧れるのかなあ。
「同級生」という観点でいえば、ダウンタウンを考えるうえで欠かせない存在がもう一人いると思います。
(ダウンタウンと同様、愛着を込めて高須と称します)
彼は今ではダウンタウンの多くの番組の構成に入り、ダウンタウンのブレーンとしても活躍しています。2人とは小学校の同級生、浜田とは幼稚園からの同級生です。
松本は彼と「放送室」というラジオの番組を持ったりもしてるくらい、一緒に仕事したりしています。
多分、松本と浜田という性格が真逆のコンビが上手くいっている理由には、高須の存在が重要だったのだと思います。
浜田と松本は常に2人一緒にいるからこそ互いに言えない愚痴を、2人をよく知る高須に話し、高須は2人を繋ぐ役割を果たす。
浜田自身、松本に何か伝えるときは、高須を使っていたらしいです。
高須に言えば松本に伝わるから、と。笑
3人とも同級生で、今でも一緒に仕事をするってことは、よほど気が合っているのでしょう。
すごいなあ。
これこそ、うらやましい笑
ということで、ダウンタウンの魅力を考えてみました。
①2人の関係性
互いに仲が良く、互いに尊敬しあっているコンビである。
②ホンネとガチ感
無理せず、等身大の自分で勝負する。
③子ども時代の再現
それぞれの見ている人にとっての「昔」の象徴。
ダウンタウンと一緒に何か仕事できるような人になりたいなあ。