週刊文春を、初めて購入しました。
お目当ては、
森友学園問題で自殺された近畿財務局の職員の方の手記
でした。
正確には、それ自体がお目当てではありません。
ちゃんというと、
埋没しかけている森友学園問題を追い続け、亡くなられた職員の方の思いを世に発信した、
相澤記者のジャーナリズムを応援したい、と思ったからです。
手記自体は、ネット上に転がっているから、いくらでも読めます。
なんなら、ネットで読んでから買いました。
(大阪日日新聞が公開していました)
でも、
僕は相澤記者を応援したいから、週刊文春を応援したいから、雑誌を購入しました。
(買ってみたら、手記だけではなく相澤記者の記事もあって、読み応えがあったので買ってよかったと思いました。)
こういう、真のジャーナリズムが評価され、得をする世の中であって欲しい、と思いました。
その想いが、この購入という行為にこもっています。
僕が買わずとも、完売したらしいですが。笑
また、今日この本も買ってしまいました。
映画フクシマフィフティを見た後に、です。
ただ本で追体験したいという思いもありましたが、
この物語を描いてくれた作者に敬意を表する意味も込めて、買いました。
(映画の感想は追って…)
ネットに無料の記事や言論が溢れ、
出版不況として本や雑誌が厳しいと言われている時代。
中古でも腐るほど本が手に入る時代。
そんな時代に、本(雑誌)を買うことの意味は、僕は「気持ちの表明」にあるのだと思います。
本を買うことが当たり前ではなく、ちょっと非日常になってきたからこそ、本を買うことに特別な意味が生じる。
今回僕は、本を書いてくれた作者に対する応援、の意味を込めて、買いました。
応援購入!
コロナの影響で、客足が遠のいているホテルに泊まる「応援宿泊」みたいな話もありますけど、
普段の買うという行為を「生産者に対する応援」と捉えると、
消費の見方がガラッと変わってくるなと思いました。
モノを買うとは、単に消費するということではなく、その人の意思表明であり、生産者を応援するということである、みたいな。
週刊文春を買ってみて、こんなことを思いました。