2022年でよかったコンテンツ(映画とドラマメイン)を、上半期も含めてトップ10にまとめました。
転職したばかりでバタバタしていたのもあり、映画よりも、細切れで見られるドラマを多く見ました。来年は映画をもっと見たいです。
1位
これはぶっちぎりで1番だった。マーヴェリックを見てからのトップガンも、痺れた。全ての映像やシーンのクオリティはさることながら、かっこよさが散りばめられていて、1つの映画の中にこれほど喜怒哀楽が詰まっている映画はないだろうなとおもった。
続編を見て、また第1弾を見て、さらに続編を見て、、、という無限ループできちゃうくらい、没入できる世界観の作り込み。(ストーリーはベタだけど、ベタだからこそ作品として没頭できるし、かっこよさに集中できる感覚)
あと、オマージュシーン多すぎ。笑
2位
恥ずかしながら、映画見るために初めてスラムダンクを読んだ。
漫画なのに、試合を映像のように追体験させられ、自分がコートの一員であるかのように身震いした。そんな「動」だけではなく、「静」の無言シーンの使い方がめちゃくちゃ上手く、何より1秒1秒の臨場感の凄さ。1秒1秒がフルマックスで詰め込まれたバスケシーンのスピード感と、時折挟まれる「花道による”緩さ”」が程よくミックスされ、結果としてチームメンバー全員に感情移入できる。山王戦で燃え尽きたあとでパッと終わってしまうが故に、余韻がすごい。
映画も、結末を知ってるのに感動した。泣きそうになってしまった。
3位
鎌倉殿の13人(テレビドラマ)
毎週が楽しみになる大河ドラマは久しぶりだった。
時代が変わって行くにつれて北条義時の表情・振る舞いが徐々に変わっていき、それを見事に小栗旬が演じきっている。いろんな人物やいろんな権力の思惑が交錯し、その渦中で時折見られる、権力を握る前の家族関係や友情など”ピュア時代”の北条義時・北条政子(姉)に、少しむずかゆくなる。
権力者として冷酷さをもたないとやっていけない頼朝側・北条側にいつの間にか没頭していて、見ている自分自身も北条義時のように冷酷な考えを持たされていることにはたと気づく。
描かれるのが魑魅魍魎とした権力闘争ゆえ、それに巻き込まれる人たちの「心」の移り変わりに焦点が当たっており、あらゆる登場人物の「”心”の変遷」を観戦しているかのようだった。そんな大河ドラマって珍しいんだろうな思う。
4位
ハウス・オブ・カード(Netflixドラマ)
国家公務員になるということで、もう1回見た。
やっぱり死ぬほど面白い。何よりもワシントンの政治劇がリアルにつくられ、ドラマにありがちな過度なヒーロー演出が全くなく、人間模様のドロドロをそのまま切り取っている感じ。それをケビン・スペイシーが見事に演じ切る。
ケビン・スペイシーのセリフ、
「ギリギリを通すのが政治というものだ」
「本当に勇気がいるのは腹の中で何を思おうと口を閉ざしていること。こういうギリギリの状況で平常心を保つこと」
など、いろいろあるが、本質を突いた言葉が多かった。
2回目なのに見入ってしまった。
5位
ストレンジャー・シングス シーズン4(Netflixドラマ)
今までのシーズンの集大成で、今までの全登場人物のストーリーを踏まえた上での「大冒険」。みんなのキャラを知ってるが故に一緒に戦っているかのようにドキドキハラハラするし、どうなっていくんだろう?っていうワクワク感がすごかった。
6位
ペーパー・ハウス(Netflixドラマ)
圧倒的な理知的ストーリーと、物理的な戦闘シーンのぶつかり合いの凄まじさ。
造幣局も銀行強盗も、どれも計画が練り込まれており、ハッとする発想と、いける!と思わせる納得感がありつつ、そこに訪れる人間の感情面での不確実性がスパイスとしてストーリーを面白くしてくれる。
途中から止まらなくなりました。
7位
大豆田とわ子と3人の元夫(テレビドラマ、Netflix)
初めて見たが、面白い。ありふれた日常で、大きなアクシデントが何も起こらないのに面白くできる「日常切り取り力」がすごい作品って、あまりない気がする。
その分、何気ない日常を異なる捉え方でえぐってくる鋭さがあり、発せられる言葉や描かれる問いかけによって自分と向き合うことを求められる作品。
しんしんの名言
「自分らしくいて好きな人に好きだと言えないなら、自分らしくないけど好きな人に好きだと言った方がいい」
何より、松たか子の怪演がすごい。
8位
エルピス(&殺人犯はそこにいる) (テレビドラマ&本)
主役のアナウンサーと、演じる長澤まさみが醸し出す雰囲気がぴたりと合っていた、ドンピシャ作品。
冤罪を晴らすという骨太なストーリーがありつつ、それぞれの登場人物が背負うバックグラウンドがぶつかり合い、ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、狭間のグレーをうまく切り取ったドラマ。
エルピスを見ながら、北関東連続誘拐殺人事件を取材した「殺人犯はそこにいる」を読み直したが、調査報道として刺激的なドキュメンタリーで、めちゃめちゃ面白かった。著者の覚悟が節々から伝わってきて、ピリピリし、なんだか緊張した。
9位
ザ・クラウン(Netflixドラマ)
シーズン1から見始め、やっとシーズン5まで終了。
シーズン1からシーズン3までは、どちらかというと王室に向き合い、女王とはなんたるものか?という難しさをうまく描き出す作品で、それはそれで面白かったが、シーズン4からダイアナ妃が登場して物語がグッと面白くなり、引き込まれた。シーズン4からは、民間人→王室であるダイアナが入ることにより、王室の"おかしさ"が表面化して摩擦となり、それによって今まで描かれてきた王室の人間たちの葛藤がより際立ってきて、面白い。それぞれがそれぞれの悩みを抱えている、特殊な世界。
シーズン6が楽しみ。
10位
サイレント(テレビドラマ)&コーダ愛のうた(2021映画)
人と人とのコミュニーケーションってこんな描き方があるのか、と思わせてくれた作品。
「耳が聞こえない相手とのコミュニケーション」を、サイレントは恋愛と音楽をベースに、コーダは家族愛と歌をベースに、それぞれ描いている。
サイレントの場合は、耳が聞こえない主人公の周りにいる人たちがどう過ごし、何を感じ、何を言葉として紡ぐのか、ということが丁寧に追われていて、その丁寧さがある分、喜びもつらさも一緒になって分かち合わせてもらっている感じがした。作品全体の温かみがすごい。
コーダの場合は、耳が聞こえない家族に生まれた、耳が聞こえる主人公が、今まで過ごしてきた世界とは異なる新しい世界に出会った時、本人の進む方向に対して家族が何を思い、その思いがどう伝わっていくのか、という感情の変化がとても良かった。
あと、サイレントはエンディングがヒゲダンのsubtitleだったが、ドラマ「アンナチュラル」(米津のlemon)の時みたいに、エンディングの歌の入り方がずるい。めちゃめちゃ合う。笑
(以下、見たもの。★は面白かったもの)
==============================
・映画 69作品 ※<>は劇場
- 史上最大の作戦
- ハートロッカー
- クラッシュ
- ラストエンペラー ★
- 僕たちはみんな大人になれなかった ★
- 13th 憲法修正第13条
- 羅生門
- ドントルックアップ
- イエスタデイ ★
- 沈黙 ★
- ミッチェル家とマシンの反乱
- パワーオブザドッグ
- レッドノーティス
- アルプススタンドのはしの方
- ブックスマート ★
- 戦場のメリークリスマス
- ミュンヘン
- <ドライブマイカー> ★
- ティンダー詐欺師
- アイリッシュマン
- 赤い闇
- 西部戦線異状なし
- チックチックブーン
- ノッティングヒルの恋人 ★
- 工作
- CHEF ★
- 幸せの隠れ場所
- 関ヶ原
- アンカットダイアモンド ★
- 何者 ★
- 狐狼の血level2 ★
- コンフィデンスマン プリンセス編
- ウィンターオンファイアー
- ライオン 25年目のただいま ★
- ファイトクラブ ★
- ゴースト ★
- <名探偵コナンハロウィンの花嫁>
- ストーリーオブマイライフ
- ヴァイオレットエヴァーガーデン
- <シンウルトラマン>
- ルーム
- ドロステのはてで僕ら
- そして父になる ★
- アウトポスト
- <ハケンアニメ!> ★
- <トップガンマーヴェリック> ★
- <峠> ★
- マンフロムトロント
- プロミシングヤングウーマン
- 49
- グレイマン
- <トップガンマーヴェリック2回目>
- 砂の惑星1
- <ブレットトレイン>
- 我々の父親
- ウッジョブ ★
- アテナ ★
- 帝一の國 ★
- 西部戦線異状なし2022 ★
- グッドナース
- 君の名は ★
- レインマン
- ジーサンズ ★
- コーダ 愛のうた ★
- <ワンピースフィルムレッド>
- ベイビードライバー ★
- トップガン ★
- <ファーストスラムダンク> ★
- <RRR> ★
・ドラマ&アニメ 16作品 ※<>は今期のテレビ
- ペーパーハウス ★
- 新聞記者
- 全裸監督2
- 大豆田とわ子と3人の元夫 ★
- クイーンズギャンビット
- ヴァイオレットエヴァーガーデン
- ハウスオブカード2回目 ★
- スパイファミリー
- ストレンジャーシングスシーズン4 ★
- ブレイキングバッド ★
- オッドタクシー ★
- ザクラウン ★
- <鎌倉殿> ★
- <アトムの童>
- <サイレント> ★
- <エルピス> ★