僕は日頃、Yahoo!ニュースをよくチェックしています。
Yahoo!ニュースに表示されるニュースは、人によって自動でカスタマイズされています。
前、友達のニュースと自分のを比べた時、僕の方のニュース画面だけ異様に「米中貿易摩擦」の記事ばかり出ていたのをみて、カスタマイズの仕組みのすごさに驚いたというよりむしろ、米中問題の記事ばかりを表示させてしまう僕の嗜好(閲覧履歴)に驚いた記憶があります。
また、これはYahoo!ニュースとは直接関係ないですが、関西勤務が決まって、東京で何度か関西の住居を検索していたら、その2〜3日後くらいにはJR東海の「東京ブックマークキャンペーン」のyahooトップのバナー広告が出て、もう大阪の人認定されたのかと、ちょっと寂しくなった記憶があります。
(そうだ京都行こう、が関東・中部地区でのJR東海のキャンペーンであるように、関西地区では東京に行こうキャンペーンをやっていて、それが東京ブックマークです)
さて、そんな前置はどうでもよくて、僕はYahoo!ニュースを怖がっていることが1つだけあります。
それは、ネタバレです。
最近のネットニュースのネタ元は、3分の1くらい、マスメディアで話題になったことを取り上げている、いわば後追い的なものが多くなっています。
例えば、芸能人の発言。
特に松本人志が、ワイドナショーという日曜の番組で何を発言したのかはかなり注目度が高く、ほぼ毎回ネットニュースになります。
(ワイドナショーとかってニュース的な側面もあるから、ニュースをニュースにしている、というちょっと違和感ある感じにもなってます)
発言に関しては、芸能人のSNSがニュースとして取り上げられるのと同じことだと思いますが、何らかの言動が「ニュース化」されます。
そこはいいんですけど、
一番嫌なのは、ネタバレなんですよね。
例えば、こんなことがありました。
年末の、「ガキの使いやあらへんで」の笑ってはいけない24時。
僕は毎年録画で見ているんですね。新年明けてから。
すると、こんなことが起こります。
昨年のトレジャーハンターで言えばバスの中での川口春奈とか、所長役の古舘伊知郎とか、サプライズで登場する人がいます。
誰が出るか、おぉ、こいつが来たか!
の驚きを楽しみたいのに、
毎年、僕はYahoo!ニュースで先に登場ゲストを知るんですよ。
「古舘伊知郎まさかの所長役で登場」
とか、
「川口春奈スケバン役で笑わせる」
とか、
事前にニュースになってしまって、しかも見出しに全部書いてあるからネタバレが不可避なんですね。
Yahoo!ニューステロですよまさに。
ネタバレ被害者。
連ドラも、時々見るんですけど、同じことが起きますね。
最近で言えば、西郷どん、集団左遷あたりを見ていたのですが、恐ろしいっちゃ恐ろしい。
「最終回こうなった」
「次に向けて〜〜」
とか、盛り上がるタイミングであればあるほどニュースがうるさい、ほんとに。笑
Yahoo!ニュースは他のニュースを見るために見てるんですけど、ドラマの放送翌日とかは毎回ビビりながらスクロールしてます。笑
こう考えると、
Yahoo!ニュースは、リアルタイム視聴を暗に促してる部分もあるのかもしれません。
「おまえ、録画して見るなんてするなよ。
ネタバレしてやるからな」
という、暗黙のプレッシャーを受けつつ、録画で見てます。僕は。
けれど、リアルタイムで何かを見る、その感想を共有したり、リアルタイムでそのコンテンツがニュースになることを楽しむ、ということの面白さも一方であるなぁと思います。
「ネタバレ」って、なんかちょっと面白いです。
ネタバレが起こり得るのって、週刊少年ジャンプとかの漫画雑誌でも昔ありましたよね。
田舎とかでは発売日より早めに売ってくれるから、そこで入手して友達に朝イチでバラしたくなる衝動にかられたり、
ネットで違法にアップロードされたやつを見てくるやつもいる。
先に知ることの優越感は、半端ないんですよね。
ですけど、コンテンツが自由に配信されたり、ネットで配信を管理できるようになった今は、ネタバレという概念そのものが死語なのかもしれません。今やバラバラのタイミングで見て当たり前で、テレビのように同時に一気に配信、っていうのは珍しいですよね。
まあ、もともとあったネタバレも、意図して作り出されたものじゃなくて、色んな事情が重なってできたものなわけですけど。
でも、
ネタバレというものの根本にある、
早く言いたい!
あの人に教えてたい!!
という誰にでもあるこの欲望が、世の中を動かしてきたんだと思います。
新聞とかテレビとかもそうですよね。
特に新聞の号外。
新聞自体、歴史的には「大変だ大変だ!」っていう精神で始まったものですし。
めちゃくちゃどーでもいい感想ですが、
もしかしたら、今日も誰かがネタバレをして、ネタバレされているのかもしれません。
ネタバレ被害者の会とかあるのかな。
まあ、ということで、Yahoo!ニュースによって意図せずネタバレされている、という話でした。
みなさん、お気をつけて。